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第59回 比較統合医療学会

第59回比較統合医療学会大会「統合医療における光医療の新たな展開」を開催しました

2017/7/22〜7/23

会 場:日本医科大学医学部 教育棟2階
大会長:渡邊正俊(渡邊動物病院)


平成29年7月22日(土)

【大会長講演】統合医療における光医療の新たな展開

演者:渡邊正俊(渡邊動物病院)

1990年まで高出力レーザーは炭酸ガス

レーザーが主流を占め、コストや出力の不足などにより限られた施設でしか使用できなかった。しかし、1990年以後、小動物用半導体手術装置が発売されるようになり、さかんに臨床応用されるようになった。その後、光医学の研究も急速の進歩を遂げ、ICG投与によるPDT、腫瘍の凝固療法、レーザーによる光免疫誘導治療なども行われている。

レーザーをはじめとする光医療は低侵襲治療として注目されており、癌治療においても臨床応用されつつある。総合医療における光医療についてのメカニズム、その将来性について様々な方向性から論じた。


【招待講演】光医学の現状と未来

演者:櫛引俊宏(防衛医科大学校 医用工学講座)

今回は、光医学の現状を紹介した後、①細胞内光受容体の存在と光受容に続く生理活性変化、②細胞内シグナルカスケードの変化、③相互作用しながらの光・レーザー照射後の最終的な細胞機能変化などについて発表した。

光やレーザーを用いた治療は歴史的な方法だが、一方で分子生物学的手法による治療メカニズムの解明や治療効果の詳細な検証も必要とされている。これからは積み上げられてきた臨床報告を精査し、分子生物学的知見を踏まえた生物作用、細胞作用についての研究を行うことが重要である。


【一般講演】
1. 近赤外線治療器の内科疾患への応用

演者:上原愛童(あまみ動物病院)

2. 528Hzの犬への効能

演者:松田憲児(大阪 動物の療養院)


【情報交換会】

 

22日の学会終了後、東京ガーデンパレスにおいて和やかに情報交換会が行われた


平成29年7月23日(日)

【教育講演】光とインドシアニングリーン修飾リポソームによるがんに対する光免疫誘導療法

演者:岡本芳晴(鳥取大学農学部共同獣医科獣医外科教室

近年、小動物のがんの発症数が増加してきているが、外科手術、化学療法、放射線療法が標準的治療となる。しかし、これらは設備や副作用などにおいて問題があるので、標準的治療以外の治療法を知っておかねばならない。その一つとして、光とインドシアニングリーン(ICG)修飾リポソームを用いたがん治療がある。

2010年、千葉大学大学院生命情報科学の田村裕先生がアルキル鎖で修飾したICG誘導体を脂質二重膜に組み込んだリポソーム製剤を開発。本剤ががん細胞に蓄積した段階で光照射を行うのが今回紹介する治療法で、温熱療法や光線力学療法が実施できる。さらに、リポソーム内に抗がん剤を内包することも可能である。


【特別講演】病気は口の中から起こる!レーザー治療で薬は使わない治療から見えてきたもの

演者:神野剛良(アルファデンタルクリニック)

 歯科用レーザーWaterlaseの利点は、ほぼ麻酔なしで硬組織(エナメル質、象牙質、骨)の切削、蒸散が可能で、軟組織についても麻酔なしで切開、止血ができる点にある。また、半導体レーザーは組織深達性がありバイオスティミュレーションと殺菌が可能、止血や痛みを和らげる効果がある。

一般的な口腔内疾患の代表的なものは虫歯、歯周病だが、歯周病については感染症ということで大量の抗生物質が使われてきた。私自身もかつては抗生剤を使用していたが、レーザー治療の効果を知ってからは薬を処方していない。抗生剤が効かなくなる耐性菌の問題がある今、口腔内疾患は栄養学的な質と量の改善が第一と考えている。


【一般講演】
3. ハイドロプラスプレミアムのヒト臨床試験

演者:本多伸吉(株式会社イムダイン)

4. 「Omega3Glucan」の歯科領域における応用

演者:齋藤道雄(齋藤ファミリーデンタル)

5. ノビレチン高純度粉末の排尿障害に対するヒト臨床試験

演者:禹 済泰(株式会社沖縄リサーチセンター)

6. (一社)比較統合医療学会における日本住血吸虫症に対する意識・知識調査結果に関する一考察

演者:草柳愛子(NPO法人ウェルネスを育む会)

7. 猫の食餌療法についての検討

演者:小宮山典寛(三鷹獣医科グループ)

8. 血清糖タンパク質由来マクロファージ活性化剤の創製と免疫療法への応用研究

演者:宇都義浩(徳島大学大学院社会産業理工学研究部)

9. エキゾチックアニマルにおける中医学的治療法

演者:田村裕美(わたりだ動物病院)

10. 猫の尿毒症に古典的中医学の煎じ薬を用いた「浣腸透析」

演者:吉村佳美(みのり動物病院)

11. 猫に低炭水化物のウェットフードの勧め

演者:小宮山典寛(三鷹獣医科グループ)

12. ハトムギ反応生成物エキスの抗インフルエンザウイルス作用

演者:榎本俊樹(石川県立大学生物資源環境学部食品科学科)

 

 


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